メイクの基本である「ファンデーションで作るキレイな肌」は、どれだけ素肌のような印象を与えられるかがとても大事 。
ファンデーションでなめらかになった肌にフェイスパウダーを付ければ、ナチュラル感たっぷりに仕上げることができます。フェイスパウダーの付け方や選び方について、ご紹介します。
基本的なメイクの流れ
目次
1|フェイスパウダーとは何か
フェイスパウダーというのは、ファンデーションの後に顔にはたく「粉」「おしろい」のことです。
フェイスパウダーはふわっとしたパフや、フェイス専用のブラシで軽く撫でるようにして顔全体にのせます。そうすることでサラッとした素肌っぽい印象にすることができると同時に、メイクの持ちも良くなります。粉には色味があり、それぞれ違った役割、肌のコンプレックスをカバーすることもできます。
2|なぜフェイスパウダーは必要なのか
ファンデーションを塗ったら、それで肌はだいぶキレイに仕上がっています。けれど素肌のような"自然な"仕上がりにはなっていません。
そこにフェイスパウダーをプラスすることによって、ベタッとした印象をなくし、サラッと自然な、より美しい肌に仕上げることができます。
粒子の細かいパウダーを顔全体にはたくことで、キメの細かな素肌のような見た目になるのです。
暑い夏には、汗や湿気でメイクはベタつき、崩れがちになります。フェイスパウダーを最後の仕上げに使うことで、メイクの持ちも断然違ってきます。
男性の肌はどうしてもゴワつきがちですが、フェイスパウダーは肌に透明感を与えてくれるので、よりフェミニンな印象を与えることができるでしょう。フェイスパウダーの中には、紫外線をカットしてくれるものもあるので、外出時にはとても便利です。
3|フェイスパウダーの種類
フェイスパウダーは大きく分けて2種類あります。それぞれの特徴を紹介いたしましょう。
3-1.ルースパウダー
ルースパウダーというのは、粉状のフェイスパウダーのことで、粉おしろいとも呼ばれます。
サラサラとした軽い粉のルースパウダーは、顔にはたくとふんわりとした印象になり、表面をなめらかに仕上げることができます。
専用のパフ、スポンジを使って付けます。パウダーが入っているケースは、分厚く大きめなので、持ち運びには向かないかもしれません。
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3-2.プレストパウダー
プレストパウダーは、ルースパウダーとは違って固形のフェイスパウダーです。
丸いケース、ファンデーションのようなケースに入っており、薄いので持ち運びもしやすいです。固形なので、専用のスポンジ、パフかブラシを使います。キリッとした印象に仕上げることができます。
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4|フェイスパウダーの色味の選び方
フェイスパウダーは、粉状のルースパウダー、固形のプレストパウダー共に色味がそれぞれあり、効果が違います。自分の肌の悩み、肌色に合わせて選ぶことがオススメです。
4-1.半透明(ルーセント)
ファンデーションで色味は満足だけれど、もう少し透明感、透き通るような輝きをプラスしたいという人には透明のフェイスパウダーがオススメ。
半透明のフェイスパウダーは、ルーセントと呼ばれることもあります。肌のテカリをおさえてメイクの持ちを良くし、光の反射を整え透明感を与えます。最もナチュラルな印象に仕上げることができ、重ねて付けても厚塗りになることはありません。
4-2.ナチュラル・オークル
自然な肌の色に近い色が付いたフェイスパウダーが、ナチュラル・オークルです。自然な仕上がりにしたい時に効果的で、色味が少し付いている分、透明よりもカバー力があります。
もともと肌の色が黒っぽい人は、このナチュラルやオークルのフェイスパウダーを使うことで、自然に顔色を明るく、なめらかな仕上がりにすることができます。
4-3.ピンク
日本人の肌の色に合っており、顔色を明るく見せてくれる効果があるのがピンクです。白っぽい色を付けると、黄色人種である日本人の肌は白浮きして不自然になってしまうことがあります。
ピンクのフェイスパウダーを使うことで自然にくすみをカバーし、明るく華やかな印象に仕上げることができるのです。顔色が悪く見えがちな人、黒っぽくくすんでいるのが悩みという人にオススメです。
4-4.ハイライト・ホワイト
白っぽい色が付いている、ハイライト・ホワイトカラーのフェイスパウダーは、さらに美白して見せたい時に効果的です。雪のような白い肌には誰もが憧れますが、気をつけたいのが、顔だけ白く浮き上がった仕上がりになってしまうことです。
ハイライトと表示されているものは、鼻筋、おでこ、頰の高くなった場所にピンポイントで付けて光を集め、立体感を持たせるために使います。
ですから顔全体に付けてしまうと、顔だけが白く浮き上がり、お化けのような印象を与えてしまうこともあるのです。ハイライト・ホワイトのフェイスパウダーを使う時は、全体に付けてしまわないことと、付けすぎに注意しましょう。
5|フェイスパウダーを付けるタイミング
フェイスパウダーのタイミングは、ファンデーションの後です。フェイスパウダーを付けたらメイクの「肌」の部分は完了です。フェイスパウダーはサラッと撫でる程度、最後の仕上げやメイク直しに使います。
6|フェイスパウダーの付け方
ここでは、それぞれの種類ごとの効果的な付け方を紹介します。
6-1.ルースパウダーの付け方
ルースパウダーは粉状になっているので、専用のパフを使って付けます。大抵ルースパウダーを購入するとパフもセットで付いているので、それを使いましょう。
粉が入っているケースには穴がたくさん空いていて、そこから粉が少しずつ出てくる仕組みになっています。パフをその穴に密着させ、粉を適量とりましょう。
それを顔の中心から、外に向かって優しく滑らせていきます。優しくポンポン、と触れるような感じです。付けすぎたと感じたら、ブラシを使って軽く払いましょう。最後に顔と首の境目のフェイスラインをぼかします。
6-2.プレストパウダーの付け方
プレストパウダーは固形になっているので、フェイス用のブラシを使うか、ケースに付属のパフを使用しましょう。パフの場合は固形のパウダーを軽くなでるようにして取り、それをファンデーションと同じ要領で付けていきます。優しく、顔の中心から外に向かって付けていきましょう。
ブラシを使う場合には、ブラシで固形のプレストパウダーをクルクルとなでて適量とり、それを顔に優しく乗せていきます。顔の中心から外に向かって、鼻筋、頰、おでこと丁寧になでるように、クルクルと動かしながら、なでるようにして付けましょう。最後に顔と首の境目の、フェイスラインをぼかして完成です。
7|フェイスパウダーを付ける時の注意点
フェイスパウダーをファンデーションの上に付けていくと、パフにファンデーションが付いてすぐに汚れていきます。
この汚れをそのままにして、次回も肌に付けるのは良くありません。毎回でなくても良いので、なるべくこまめに洗うようにして、パフやブラシは常に清潔にしておきましょう。
また、ファンデーションと同様付けすぎには注意します。付けすぎると顔だけ浮かび上がって不自然な仕上がりになってしまいます。何度かなでるようにして付ければ、それで十分です。
最後に
フェイスパウダーは、肌に透明感や輝きを与える、肌のメイクの仕上げになります。
ナチュラルな仕上がりになると同時に、メイクの持ちも良くなり、メイク直しの時にも大活躍です。ぜひ自分の肌に合うものを見つけて、近くで見られても自信の持てる美しい肌になりましょう。