女声の練習に使う録音アプリと道具|スマホだけで始める、声の確認のしかた
女声の練習を、始めた。
「今の声、女の子っぽかったかな?」
自分では、分かりません。
自分の声は、自分の耳には、正しく聞こえていないからです。
だから、道具を使って、外から聞く・目で見ることが、上達の近道になります。
特別な機材は、いりません。スマホが1台あれば、十分です。
目次
なぜ、録音が必要なのか
話しているとき、自分に聞こえる声は、2つの音がまざっています。
- 口から出て、空気を通って、耳に入る音
- のどから、頭の骨を通って、耳に伝わる音
骨を通る音は、低い音が強く伝わります。
だから、自分の声は、実際より、低く、太く聞こえます。
ほかの人に聞こえているのは、空気を通った音だけ。
録音した声を聞いて、「これ、自分の声?」と感じるのは、そのためです。
録音した自分の声、聞くの苦手なんだよね……
みんな、そうです。でも、「人に聞こえている声」を知らないと、練習の方向が、ずれてしまうんです
必要な道具
| 道具 | 必要? | 役目 |
|---|---|---|
| スマホ | 必ず | 録音・再生・アプリ |
| イヤホン | あると良い | 録音を、細かく聞く。家族に聞かれない |
| 声の高さを見るアプリ | あると良い | 高さを、数字で確かめる |
| 外づけのマイク | なくていい | 配信や、動画を作る人だけ |
1.録音アプリ
スマホには、最初から、録音のアプリが入っています。
- iPhone:「ボイスメモ」
- Android:「レコーダー」「音声レコーダー」など(機種によって名前がちがう)
これで、十分です。新しくアプリを入れる必要は、ありません。
録音の、しかた
- 静かな場所で
- スマホを、口から20〜30cmはなして置く(近すぎると、息の音が入る)
- 録音を始める
- 練習する
- 止めて、聞く
何を、録音するか
毎回、同じ文を録音すると、変化が分かります。
録音する文の例
- 「あー」と、5秒のばす
- 「おはようございます。今日は、いい天気ですね」
- 自分の名前と、あいさつ
- 好きな本の、3行くらい
聞くときに、確かめること
| 聞く所 | 確かめること |
|---|---|
| 高さ | 低すぎないか。むりに高くして、キンキンしていないか |
| 響き | こもっていないか。明るく、前に出ているか |
| 抑揚 | 平らになっていないか |
| 語尾 | 下がって、切れていないか |
| 力み | 苦しそうに聞こえないか |
| 息 | かたい声になっていないか |
「女性に聞こえるか」ではなく、「どこが、男性的か」を探すと、次に直す所が、分かります。
2.声の高さを、見るアプリ
声の高さは、「Hz(ヘルツ)」という数字で、表せます。
| 話し声の高さ(目安) | |
|---|---|
| 男性 | 100〜150Hz |
| 中間(男女が、分かりにくい) | 150〜180Hz |
| 女性 | 200〜250Hz |
「ピッチ 測定」「チューナー」「声の高さ」といった言葉で探すと、声の高さを、数字やグラフで見せてくれるアプリが、見つかります。
楽器の音合わせに使う「チューナー」アプリも、声の高さを見るのに、使えます。
使い方
- アプリを開く
- いつもの声で、「あー」と言う。数字を見る(これが、今の高さ)
- 練習した声で、「あー」。数字を見る
- 話している間の、高さの動きを見る
数字に、こだわりすぎない
高ければ、いいわけではない
数字だけを追いかけて、むりに高い声を出すと、のどを痛めます。
160〜180Hzくらいでも、響きと話し方が女性らしければ、十分に女性に聞こえます。
数字は、「今日は、のどの調子がいいな」「前より、楽に出るな」という、目安として使いましょう。
3.イヤホン
録音を聞くとき、スマホのスピーカーでは、細かい所が聞こえません。
イヤホンで聞くと。
- 息の音、力み、こもりが、よく分かる
- 家族に、聞かれない
ふだん使っている物で、かまいません。
4.マイクは、必要?
練習だけなら、必要ありません。
スマホのマイクで、十分に録れます。
外づけのマイクがあると良いのは、次の人です。
- 女声で、配信や、動画の投稿をしたい
- 通話で、きれいな声を届けたい
- 歌を、録音したい
録音の、残し方
日付をつけて、残す
録音に、日付をつけて、消さずに残しておきます。
1か月前の録音と、今日の録音を、聞きくらべる。
「前より、良くなっている」と分かることが、続ける力になります。
毎日聞いていると、変化に気づけません。月に1回、古い物と、くらべてみましょう。
メモを、つける
- 今日、意識したこと
- うまくいったこと
- のどの調子
家族に、見られないように
録音のファイル名が、「女声練習」では、見られたときに困ります。
- ファイル名を、日付だけにする
- スマホに、ロックをかける
- 家族と共有のクラウド(写真や、ファイルが、家族の端末にも出る設定)に、保存されないようにする
練習に、使える物
鏡
口の形、のどぼとけの動き、首の力みを、目で見ます。
- 口角が、上がっているか
- 首に、すじが立っていないか
- あごが、前に出ていないか
水
練習の前と、あいだに、ひと口。のどを、乾かさない。
加湿器・マスク
乾燥は、のどの敵です。
冬は、加湿器を。寝るときに、マスクをするのも、のどを守ります。
のどあめ
のどが乾くときに。
ただし、痛みをごまかして、練習を続けないこと。痛いときは、休みます。
本
練習の方法を、順番に学びたい人に。
家族に聞かれずに、練習する
声の練習で、いちばんの問題は、「音が、出る」ことです。
| 場所 | 特ちょう |
|---|---|
| お風呂 | 響いて、自分の声が聞き取りやすい。シャワーの音で、まぎれる |
| 車の中 | 1人になれる。大きな声も、出せる |
| カラオケ(1人で) | 防音。時間を気にしない |
| ふとんの中 | 音が、外にもれにくい |
| 散歩しながら(人のいない道で) | 小さな声で |
| 家族がいない時間 | いちばん確実 |
女声の練習は、小さな声でも、できます。大声を出す必要は、ありません。
人に、聞いてもらう
自分で聞くだけでは、分からないこともあります。
- 通話アプリで、女装仲間に、聞いてもらう
- 女声の練習をしている人の、コミュニティに参加する
- ボイストレーニングの教室 女声の出し方を、教えてくれる先生もいる
顔を出さず、声だけで参加できる場も、あります。
SNSに、声を投稿するときは、身バレに気をつけましょう。
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文字を、声にしてくれる機能
自分の声を使わずに、通話や、配信をする方法もあります。
- ボイスチェンジャー 声を、機械で変える(アプリや、専用の機材)
- 読み上げソフト 打った文字を、声にする
機械で変えた声は、少し不自然に聞こえることがあります。
でも、「練習中で、まだ声に自信がない」ときの、助けになります。
よくある質問
録音すると、練習のときより、低く聞こえる
それが、人に聞こえている、本当の声です。
録音の声を、基準にして、練習しましょう。
アプリは、有料の物が必要?
無料の物で、十分です。
録音は、最初から入っているアプリで。高さを見るのは、無料のチューナーアプリで。
毎日、録音したほうがいい?
毎回、最後に30秒だけ、でかまいません。
全部の練習を録音すると、聞くのが大変で、続きません。
まとめ
- 自分の声は、自分には、低く聞こえている。録音で、確かめる
- 道具は、スマホだけで十分
- 毎回、同じ文を録音して、日付をつけて残す
- 声の高さは、アプリで見られる。ただし、数字にこだわりすぎない
- イヤホンで聞けば、細かく分かり、家族にも聞かれない
- お風呂・車・カラオケ・ふとんの中で、小さな声で
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