女装のトラブルと身の守り方|SNSで会う前・写真・お金の要求・つきまといへの備え

「かわいいね。会おうよ」
「服を、買ってあげる」
「もっと、写真を見せて」

女装の写真をのせると、こういうメッセージが、とどくようになります。

うれしい。でも、少し、こわい。

その「こわい」という感覚は、正しいのです。

女装をする人には、ねらわれやすい理由があります。
知っていれば、ほとんどのトラブルは、防げます。

目次
  1. なぜ、ねらわれやすいのか
  2. SNSで、気をつける相手
  3. 写真を使った、おどし
  4. 流れ
  5. 防ぎ方
  6. もし、おどされたら
  7. お金・プレゼント
  8. 会う前に
  9. 「着がえる場所を、用意する」
  10. 外出中の、トラブル
  11. 声をかけられた・ついてこられた
  12. からかわれた・ばかにされた
  13. 盗撮
  14. さわられた
  15. 夜道
  16. 「ばらすぞ」と、言われたら
  17. 相談できる所
  18. 写真を、ネットに、のせられてしまったら
  19. 未成年の人へ
  20. 自分が、加害者にならないために
  21. 安全に楽しむための、ふだんの備え
  22. よくある質問
  23. やさしい人だと思っていたのに、急に、変わった
  24. もう、お金を払ってしまった
  25. 家族に、知られたくない。警察に行ったら、家に連絡が来る?
  26. こわくて、女装が、楽しめなくなった
  27. まとめ

なぜ、ねらわれやすいのか

理由相手の考え
ないしょにしている「家族や職場に、ばらすぞ」と言えば、言うことを聞くだろう
相談しにくい警察にも、家族にも、言えないだろう
ほめられることに、なれていない少しほめれば、信用するだろう
会える仲間が、少ないさそえば、来るだろう

これは、あなたが悪い、という話では、ありません。
そこに、つけこむ人がいる、という話です。

案内役

女装してるって言えないから、何かあっても、警察には行けないよね……

案内役

行けます。女装は、悪いことではありません。被害にあったら、相談していいんです

SNSで、気をつける相手

こんなメッセージは、相手にしない

  • はじめての連絡で、「会おう」「どこに住んでるの」
  • 「もっと、写真を送って」「顔を見せて」「下着の写真を」
  • 「お金をあげる」「服を買ってあげる」「おこづかい」
  • 「撮影のモデルに」「仕事を紹介する」
  • 「別のアプリで、話そう」と、すぐに、場所を移そうとする
  • ことわると、おこる・しつこくなる

返事をせず、ブロックします。説明も、あやまることも、いりません。

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写真を使った、おどし

いちばん多く、いちばん深刻なトラブルです。

流れ

  1. SNSで、やさしく、ほめてくれる人が、あらわれる
  2. なかよくなり、「2人だけの、写真を見せて」と言われる
  3. 顔の写った写真・下着の写真・はだかに近い写真を、送る
  4. とつぜん、「この写真を、家族・職場・学校に、ばらまく。いやなら、お金を払え」

防ぎ方

  • 顔と、体が、いっしょに写った写真を、だれにも送らない
  • はだか・下着の写真を、ぜったいに、送らない。どんなに、信用している相手でも
  • ビデオ通話で、服をぬがない(録画されている)
  • 「送ってくれたら、こっちも送る」は、うそ

いちど送った写真は、取りもどせません。

もし、おどされたら

おどされたときの、対応

  1. お金を、払わない。払っても、終わらない。くり返し、要求される
  2. 返事をしない。言い合いを、しない
  3. 証拠を、残す。やりとりの画面・相手のアカウント・送金先を、スクリーンショットで保存する
  4. アカウントを、ブロック・通報する
  5. 警察に、相談する

こうしたおどしは、お金が目的であることが、多いと言われています。
いちど払うと、「まだ取れる相手だ」と思われ、要求が、続きます。

そして、あなたは、被害を受けた側です。はずかしいことでは、ありません。

お金・プレゼント

「服を買ってあげる」「ウィッグを、送ってあげる」。

  • 住所・本名を、知られる
  • 「買ってあげたのだから」と、会うこと・写真を、求められる
  • 通販の「ほしい物リスト」も、設定によっては、名前や、住んでいる地域が、相手に伝わることがある

理由のない、おくり物には、理由があります。
受け取らないのが、いちばん安全です。

会う前に

SNSで知り合った人と、会う。それ自体は、悪いことでは、ありません。
ただ、会い方を、決めておきましょう。

会うときの、決まり

  • 何週間か、やりとりを続けてから
  • 相手のこれまでの投稿・ほかの人との、やりとりを見る
  • 昼に、人の多い場所で(カフェ・ショッピングモール・駅前)
  • 個室・カラオケ・車・相手の家・ホテルに、行かない
  • 自分の家・最寄りの駅を、教えない
  • 飲み物・食べ物から、目をはなさない。席を外したら、新しい物をたのむ
  • お酒を、飲まない
  • 帰る時間を、先に伝える。「このあと、予定がある」
  • 信頼できる人に、行き先を伝えておく(言える人が、いれば)
  • 「いやだ」と思ったら、理由を言わずに、帰っていい

「女装した姿で、会いたい」と言われても、はじめは、ふだんの姿で、会う。それでも、かまいません。

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「着がえる場所を、用意する」

「ホテルを取った」「部屋を、貸すよ」「車で、着がえればいい」

はじめて会う人の、個室には、行かない。
着がえの場所が必要なら、女装サロンや、自分で取った場所を、使います。

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外出中の、トラブル

声をかけられた・ついてこられた

  • 立ち止まらない。返事をしない
  • 人の多い、明るい所へ。コンビニ・駅・交番
  • 店員さん・駅員さんに、「ついてこられています」と言う
  • あぶないと感じたら、110番

「女装をしているから、助けを求められない」と、思わないでください。

からかわれた・ばかにされた

何も言わず、はなれる。
言い返すと、相手は、おもしろがります。

盗撮

スカートの中を、撮られる。勝手に、写真を撮られる。
これは、犯罪です。被害者が、男性でも、同じです。

  • エスカレーター・階段では、かばんを、後ろに持つ
  • スカートの下に、スパッツ・ペチパンツをはく
  • 気づいたら、駅員・店員・警察に

さわられた

混んだ電車・人ごみ・お酒の席。
女装をしていても、男性でも、体を勝手にさわられることは、被害です。

「男だから」「女装していたから」と、がまんする必要は、ありません。

夜道

  • 深夜の、1人歩きを、避ける
  • イヤホンを、しない
  • 歩きにくいくつで、遠くへ行かない
  • 帰りのタクシー代を、持っておく
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「ばらすぞ」と、言われたら

元の恋人・知り合い・SNSの相手から。

  • 言うことを、聞かない。いちど聞くと、次の要求が、来る
  • 証拠を、残す
  • 警察に、相談する。おどして、何かをさせるのは、犯罪になりうる行為です

そして、思い出してください。
女装は、悪いことでは、ありません。

知られたら、気まずい。でも、それで、あなたの人生が、終わるわけでは、ありません。
おどしに、したがい続けるほうが、ずっと、つらいのです。

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相談できる所

1人で、かかえないでください。どの窓口も、男性からの相談を、受けています。

窓口どんなとき
110番今、あぶない・すぐに来てほしい
警察相談専用電話 #9110おどされている・つきまとわれている・どうしたらいいか、分からない
性犯罪被害相談電話 #8103体をさわられた・性的な被害にあった(各都道府県の警察の窓口につながる)
性犯罪・性暴力の被害者のためのワンストップ支援センター #8891性的な被害の相談。医療・心のケア・法律の相談先に、つないでくれる
よりそいホットライン 0120-279-338だれかに、話を聞いてほしい。24時間・通話無料
法テラス 0570-078374法律の相談先を、教えてほしい

番号や、受付の時間は、変わることがあります。かける前に、公式のサイトで、確かめてください。

相談のとき、女装をしていたことを、話したくなければ、話さなくて、かまいません。
話したとしても、それで、あなたが責められることは、ありません。

写真を、ネットに、のせられてしまったら

  • のせられたページのURL・画面を、保存する
  • そのサービスの、通報・削除の申請を使う
  • 警察(#9110)に、相談する
  • はだかや、性的な写真を、同意なく広めることは、法律で、禁じられています

未成年の人へ

18歳未満の人は、大人より、ずっと、ねらわれやすい立場です。

  • 知らない大人と、2人で、会わない
  • 写真を、送らない
  • お金・物を、もらわない
  • こわいことが起きたら、保護者・先生・上の窓口に、話す。おこられることを、おそれないで

「女装のことを、知られたくない」より、あなたの安全のほうが、ずっと大事です。

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自分が、加害者にならないために

トラブルは、「される」だけでは、ありません。

  • 女性用のトイレ・更衣室・お風呂に、入らない
  • 人を、じろじろ見ない・あとをつけない
  • ほかの人の写真を、勝手に撮らない・のせない
  • 女装をしている人に、しつこく、会おうと言わない
  • 肌を出しすぎた服で、人の多い所を、歩かない
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安全に楽しむための、ふだんの備え

ふだんから

  • 女装用のSNSアカウント・メールアドレスを、ふだんの物と、分ける
  • 顔・背景・持ち物から、本人が分からない写真だけを、のせる
  • 位置情報を、切る
  • 外出のとき、スマホの充電を、十分に
  • 身分証・お金を、持つ
  • 「あやしい」と思ったら、はなれる。その感覚を、信じる

よくある質問

やさしい人だと思っていたのに、急に、変わった

よくある流れです。あなたが、見る目がなかったわけでは、ありません。
返事をやめ、証拠を残し、ブロックしましょう。

もう、お金を払ってしまった

これ以上、払わないでください。
やりとりと、送金の記録を残して、警察(#9110)に、相談しましょう。

家族に、知られたくない。警察に行ったら、家に連絡が来る?

相談のときに、「家族に、知られたくない」と、先に伝えてください。
連絡の方法などに、できるかぎり、配慮してもらえます。

こわくて、女装が、楽しめなくなった

しばらく、SNSを休みましょう。
家の中で、自分のためだけに、楽しむ。それだけでも、女装は、楽しいものです。

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まとめ

  • 女装をする人は、「ないしょにしている」弱みを、ねらわれやすい
  • 顔と体が写った写真・下着やはだかの写真を、だれにも送らない
  • おどされても、お金を払わない。証拠を残して、警察(#9110)へ
  • 会うのは、昼に、人の多い場所で。個室・車・ホテルには、行かない
  • 理由のない、おくり物は、受け取らない
  • 被害にあったら、相談していい。女装は、悪いことではない
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