ウィッグの前髪を自分で切る方法|失敗しない長さの決め方と、自然に見せる切り方

届いたウィッグを、かぶってみた。

前髪が、目にかかる。長すぎて、前が見えない。
横に流してみても、もさっとして、重たい。

「不良品かな?」

いいえ。ウィッグの前髪は、わざと長めに作られています。
買った人が、自分の顔に合わせて、切れるように。

前髪を切るのは、ウィッグを「自分の物」にする、最後の仕上げです。

目次
  1. なぜ、前髪を切るの?
  2. 用意する物
  3. 切る前に:必ず、かぶって切る
  4. 前髪の切り方
  5. 1.前髪を、分ける
  6. 2.長さを、決める
  7. 3.ハサミを、縦に入れる
  8. 4.真ん中から、切る
  9. 5.左右を、切る
  10. 6.鏡で見て、もう5mm
  11. 7.すく
  12. 8.仕上げ
  13. 前髪の形別・作り方
  14. ぱっつん前髪
  15. 流し前髪
  16. シースルー前髪
  17. 顔の横の毛も、整える
  18. 切りすぎて、しまったら
  19. 切った毛の、片づけ
  20. よくある質問
  21. 美容院で、切ってもらえる?
  22. 工作用のハサミでも、切れる?
  23. 前髪のないウィッグに、前髪を作れる?
  24. まとめ

なぜ、前髪を切るの?

顔の大きさ、おでこの広さ、眉の位置は、人それぞれ。
全員に合う前髪の長さは、ありません。

前髪を、自分の顔に合わせると。

  • 目がはっきり見える 表情が、明るくなる
  • 眉が、ちょうど隠れる 男性の眉の太さ・形をカバーできる
  • 重たさが消えて、地毛のように見える
案内役

切って失敗したら、もうもどせないよね……

案内役

だから、「少しずつ」が大事です。5mmずつ切れば、失敗しません

用意する物

前髪を切るときに使う物

  • ハサミ(髪を切る用。なければ、よく切れる工作用でも)
  • すきバサミ(刃が、くしのようになっているハサミ。あると、仕上がりが変わる)
  • くし
  • ヘアクリップ(ダッカール)2〜3個
  • 鏡
  • 新聞紙か、ケープ(切った毛が、服につかないように)

すきバサミは、100円ショップでも手に入ります。

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切る前に:必ず、かぶって切る

ウィッグは、自分の頭にかぶった状態で、切ります。

スタンドや、手に持ったままで切ると、かぶったときに、長さが変わってしまいます。

  1. 正しい位置に、ウィッグをかぶる
  2. ピンで、しっかり止める
  3. 明るい場所で、鏡の前に座る

そして、ウィッグは、乾いたまま切ります。
人工の毛は、ぬらしても、のびません。ぬらす必要は、ありません。

前髪の切り方

ウィッグの前髪を、ハサミを縦にして切っているところ

1.前髪を、分ける

前髪にする毛と、横の毛を、分けます。

  • 前髪は、左右の黒目の外側から、外側までの幅
  • それより外の毛は、横の毛。クリップで、止めておく

前髪の幅を、広く取りすぎないこと。横の毛まで切ると、顔の輪かくが出てしまいます。

2.長さを、決める

くしで、前髪を、まっすぐ下にとかします。

目標は、「眉が、ちょうど隠れる長さ」。

でも、いきなりそこまで切りません。
まず、目の下(鼻のつけ根あたり)で切ります。

3.ハサミを、縦に入れる

ここが、いちばん大事なところです。

ハサミを、横にして、まっすぐ切らない。
ハサミを、縦にして、毛先に、下から、ちょんちょんと入れます。

ハサミの向き切り口
横(一直線に切る)まっすぐな線になる。切りそろえた感じが、作り物に見える
縦(毛先に、ちょんちょん入れる)ギザギザになる。自然な毛先に見える

4.真ん中から、切る

前髪の真ん中を、指ではさんで、少し持ち上げます。
ハサミを縦にして、5mmずつ。

5.左右を、切る

真ん中の長さに合わせて、左、右と、切っていきます。

両はしは、真ん中より、少し長く残します。
前髪が、ゆるいアーチの形になって、横の毛と、自然につながります。

6.鏡で見て、もう5mm

くしでとかして、鏡で見ます。
まだ長ければ、もう5mm。

これを、眉が隠れる長さになるまで、くり返します。

「もう少し切りたいな」で、やめる。
前髪は、動くと、少し上がります。思ったより、短く見えます。

7.すく

長さが決まっても、まだ重たく、板のように見えるはずです。
すきバサミで、毛の量を、へらします。

  1. 前髪を、少しずつ、指ではさむ
  2. 毛の真ん中あたりに、すきバサミを入れて、1回だけ切る
  3. くしでとかして、切れた毛を落とす
  4. 鏡で見る

根元の近くは、すかないこと。短い毛が、つんつん立ってしまいます。
すきすぎると、スカスカになります。1か所1回ずつ、ようすを見ながら。

8.仕上げ

ウィッグをかぶったまま、頭を軽く振って、前髪を自然に落とします。
飛び出している毛があれば、そこだけ切ります。

前髪の形別・作り方

図解前髪のちがい
ぱっつん

ぱっつん

シースルー

シースルー

流し前髪

流し前髪

センターパート

センターパート

ぱっつん前髪

まっすぐ、切りそろえた前髪。かわいく、若く見えます。

  • 眉が隠れる長さで、ほぼまっすぐに
  • ハサミは縦に入れるが、長さは、そろえる
  • すきすぎない。少し重さを残す

おでこと眉が、全部隠れます。地雷系・ロリータ・制服に合います。

流し前髪

横に流した前髪。大人っぽく、自然です。

  • 少し長め(目にかかるくらい)に残す
  • 流す方向の反対側を短く、流す側を長く、ななめに切る
  • ヘアアイロンで、毛先を軽く内側に曲げる

シースルー前髪

すき間から、おでこが少し見える、うすい前髪。軽く、今っぽい印象です。

  • 前髪の毛の量を、半分くらいにする(上の毛を、横の毛といっしょに止めて、下の毛だけを前髪に)
  • すきバサミで、しっかりすく
  • 指で、束を作る

眉が見えるので、眉を整えておく必要があります。

あわせて読むアイブロウとアイライナーの違い|女装の眉毛をやさしく見せる、整え方と描き方

顔の横の毛も、整える

前髪だけでなく、顔の横の毛(もみあげから、ほおにかかる毛)も、少し整えると、ぐっと自然になります。

  • 前髪の両はしから、ほおに向かって、ななめにつながるように
  • ほお骨のあたりで、少し短い毛を作る
  • この毛が、ほおと、あごのラインを隠してくれる

ここは、切りすぎないこと。長めに残して、ようすを見ましょう。

切りすぎて、しまったら

残念ながら、ウィッグの毛は、のびません。
でも、ごまかす方法は、あります。

状態対処
少し短い横に流す。アイロンで、内側に巻いて、短さを「デザイン」にする
眉が出てしまう眉を、ウィッグの色に合わせて、きれいに描く
がたがたになったすきバサミで、全体をなじませる
かなり短い上の毛を、前に下ろして、新しい前髪にする。帽子・カチューシャで隠す

「上の毛を前に下ろす」方法:前髪のすぐ上の毛を、少し取って、前に持ってきて、長めに切ります。短い前髪の上に、新しい前髪がかぶさります。

切った毛の、片づけ

人工の毛は、細かく、静電気でくっつきます。

  • 新聞紙ごと、丸めて捨てる
  • 服についた毛は、ガムテープか、粘着ローラーで取る
  • 顔についた毛は、大きなブラシで払う

家族に見られたくない人は、切った毛を、袋に入れてから捨てましょう。

よくある質問

美容院で、切ってもらえる?

ウィッグのカットを受けつけている美容院や、ウィッグ専門店があります。
自分で切るのが不安な人、高いウィッグを買った人は、頼むのも良い方法です。

工作用のハサミでも、切れる?

切れますが、毛が逃げて、切りにくくなります。
髪用のハサミは、数百円からあります。1本持っておくと、楽です。

前髪のないウィッグに、前髪を作れる?

作れます。顔の前に来る毛を、取り分けて、同じ手順で切ります。
ただ、切りすぎると、もどせないので、慎重に。

まとめ

  • ウィッグの前髪は、長めに作られている。自分で切って、仕上げる
  • 必ず、かぶった状態で、乾いたまま切る
  • ハサミは、縦に入れる。5mmずつ
  • 真ん中から切って、両はしは少し長く
  • 「もう少し切りたい」で、やめる
  • 最後に、すきバサミで、重さを取る
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