ウィッグのかぶり方|ネットのつけ方から、ずれない固定と前髪のなじませ方まで
ウィッグが届いた。
さっそく、頭にのせてみる。
……なんだか、浮いている。うしろから、自分の髪がはみ出している。おでこが、広すぎる。
「やっぱり、似合わないのかな」
いいえ。ウィッグは、「のせる」物ではなく、「かぶる」物です。
順番と位置を知れば、同じウィッグが、まるで別物のように自然になります。
目次
用意する物
ヘアピンは、ウィッグの色に近い、黒か茶色の「アメピン」を。ドラッグストアや、100円ショップでも買えます。
かぶり方の、全体の流れ

①地毛を平らにまとめる
後ろの一か所に、髪のかたまりを作らないようにします。

②ネットをかぶり、ウィッグを前から後ろへ
ネットに髪を全部入れます。ウィッグは前をおでこの生え際に合わせてから、後ろへかぶせます。

③もみあげを左右そろえ、前髪を整える
耳のあたりの高さが左右で同じか、鏡で確かめます。
ここから、1つずつ、くわしく説明します。
1.地毛を、平らにまとめる
ウィッグの下の髪が、でこぼこしていると、ウィッグも、でこぼこに浮きます。
頭の形を、できるだけ丸く、平らにするのが目的です。
髪が短い人(耳にかからないくらい)
何もしなくて大丈夫です。
前髪と、もみあげを、うしろに流しておくだけ。
髪が、耳や首にかかる人
- 髪を、うしろに向かって、とかす
- えり足の髪を、上に持ち上げて、ピンで止める
- 耳のまわりの髪も、上に持ち上げて、ピンで止める
髪が長い人(肩につく以上)
- 髪を、左右2つに分ける
- それぞれを、ねじりながら、頭にそわせて、ぐるっと巻きつける
- ピンで、何か所か止める
うしろで1つに、おだんごを作らないこと。そこだけ、ウィッグがぼこっと出ます。
2.ウィッグネットを、かぶる
ウィッグネットは、地毛をおさえるための、うすい網の帽子です。
つけ方
- ネットを、首まで、すっぽり通す(首に、わっかをかけた状態)
- 前のふちを、おでこの生え際まで引き上げる
- うしろのふちを、えり足の下まで下ろす
- ネットの上のあまった部分を、ねじって、頭の上でピンで止める
- ネットから出ている髪を、指で中に押しこむ
止める場所
ネットは、すべります。ピンで止めておきましょう。
- おでこの上、左右2か所
- 耳の上、左右
- えり足、左右
ピンは、ネットと地毛を、いっしょにはさむように。
髪が短いから、ネットは要らないよね?
短くても、つけましょう。ネットがあると、ウィッグがすべらず、汗も吸ってくれます
3.ウィッグを、かぶる
前と、うしろを確かめる
ウィッグの内側を見ます。
タグ(商品の札)がついているほうが、うしろです。アジャスター(サイズ調整のひも)も、うしろにあります。
かぶる
- ウィッグを、両手で、内側から持つ
- ウィッグの前のふちを、おでこの生え際より少し下に当てる
- そのまま、うしろへ、帽子をかぶるように引き下ろす
- うしろのふちが、えり足にかぶさるまで
前から、うしろへ。
うしろからかぶると、前髪が顔にかぶさって、位置が合わせられません。
4.位置を、合わせる
ここが、いちばん大事なところです。
前後の位置
ウィッグの前のふちが、自分の生え際と、同じ位置か、指1本分だけ前に来るように。
- 前すぎると、おでこがせまくなって、不自然
- うしろすぎると、生え際が見えて、おでこが広くなる
左右の位置(もみあげ)
ウィッグの内側の、耳の前あたりに、小さな出っぱり(もみあげの部分)があります。
この出っぱりが、左右とも、耳の前の同じ高さに来ていること。
片方が上、片方が下なら、ウィッグがななめにかぶさっています。
両手で、左右のもみあげを持って、まっすぐに直します。
分け目
分け目のあるウィッグは、分け目が、顔の真ん中(または、決めた位置)に来ているかを見ます。
5.固定する
かぶっただけだと、動いたときに、ずれます。
アジャスターで、しめる
うしろの内側にあるひもを、フックにかけて、大きさを調整します。
きつすぎると、頭が痛くなります。頭を軽く振って、動かないくらいで。
ピンで、止める
- もみあげの内側、左右
- えり足、左右
- (前髪の内側、1か所)
ウィッグの内側のネットと、ウィッグネット+地毛を、いっしょにピンではさみます。
外から、ピンが見えないように。
6.なじませる
かぶれたら、仕上げです。ここで、「かぶっている感じ」が消えます。

前髪と、顔の横の毛の位置を見る
矢印のところが左右そろっていて、ほおにかかっていればOKです。
ブラシで、とかす
毛先から、少しずつ。
かぶるときに乱れた毛を、整えます。
前髪
前髪を、指で、少しずつつまんで、すき間を作ります。
べたっと、板のようにそろっていると、作り物に見えます。
顔の横の毛
顔の横の毛を、少しだけ前に持ってきて、ほおにそわせます。
ほお骨と、あごのラインが、髪に隠れます。
これだけで、顔が小さく、やわらかく見えます。
生え際を、隠す
おでこの生え際が、ウィッグから見えていないか、鏡で確かめます。
前髪で隠すか、ウィッグを、少し前に下ろします。
うしろを、見る
手鏡を使って、うしろも見ます。
えり足から、自分の髪が出ていないか。出ていたら、指で中に押しこみます。
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服と、メイクとの、順番
| 順番 | やること |
|---|---|
| 1 | メイク |
| 2 | 服を着る(頭からかぶる服は、ここで) |
| 3 | ウィッグをかぶる |
| 4 | リップを塗る |
ウィッグをかぶってから、頭からかぶる服を着ると、ずれてしまいます。
外すとき
- ピンを、全部外す
- うしろから、前へ、そっと外す
- ウィッグネットを外す
- ウィッグを、ブラシでとかして、スタンドにかける
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うまくいかないときは
| こうなった | 原因 | 直し方 |
|---|---|---|
| 頭のてっぺんが、とがって浮く | ウィッグが、うしろまで下りていない | えり足まで、しっかり引き下ろす |
| うしろが、ぼこっと出る | 地毛を、1か所にまとめた | 平らに、広げてまとめる |
| 動くと、ずれる | 固定していない | アジャスターをしめる。ピンで止める |
| きつくて、頭が痛い | サイズが小さい/アジャスターがきつい | アジャスターをゆるめる。大きいサイズに |
| おでこが、広く見える | ウィッグが、うしろすぎる | 前に、指1本分下ろす |
| 耳が、全部出る | もみあげの位置が、高い | ウィッグを、深くかぶる |
サイズが合わないと感じたら、下の記事を。
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よくある質問
かぶるのに、どのくらい時間がかかる?
はじめは、15分くらい。慣れれば、3〜5分でかぶれます。
長い時間かぶっていると、蒸れる
ウィッグの中は、熱がこもります。
ときどき、人のいない所で、えり足のあたりを少し持ち上げて、空気を入れましょう。
帽子をかぶっても、いい?
かぶれます。
帽子は、ウィッグの生え際と、つむじを隠してくれるので、はじめての外出にも向いています。
まとめ
- 地毛は、平らにまとめる。うしろでおだんごを作らない
- ネットは、首まで通してから、引き上げる
- ウィッグは、前から、うしろへ
- もみあげの出っぱりを、左右同じ高さに
- アジャスターとピンで、固定する
- 顔の横の毛を、ほおにそわせる
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