耐熱ウィッグをアイロンで巻く・伸ばす方法|温度の目安と失敗しない手順
しまっておいたウィッグに、へんなクセがついた。
毛先が、ばらばらの方向に、はねている。
または。
まっすぐなウィッグの毛先を、くるんと、内側に巻きたい。
「ウィッグに、ヘアアイロンを当てても、大丈夫?」
「耐熱」と書かれたウィッグなら、使えます。
ただし、人の髪と同じつもりで使うと、とけます。温度と、やり方に、コツがあります。
目次
- まず、耐熱かどうかを確かめる
- 温度の目安
- 用意する物
- クセを、まっすぐに伸ばす
- 1.ブラシで、とかす
- 2.毛を、少しずつ分ける
- 3.霧吹きで、軽くしめらせる
- 4.根元から毛先へ、ゆっくりすべらせる
- 5.冷めるまで、さわらない
- 6.上の毛も、同じように
- 毛先を、内側に巻く(内巻き)
- ストレートアイロンで
- カールアイロンで
- 全体を、巻く(巻き髪)
- 1.毛を、上下に分ける
- 2.下の毛から、巻く
- 3.冷めるまで、丸めておく
- 4.顔のまわりは、外巻きに
- 5.上の毛も、巻く
- 6.完全に冷めたら、ほぐす
- カールを、長持ちさせる
- 巻きを、取りたいとき
- 前髪に、使う
- ドライヤーでも、クセは直せる
- やってはいけないこと
- 失敗したら
- よくある質問
- 何回くらい、アイロンを使える?
- アイロンは、ウィッグ専用の物が必要?
- カーラー(巻く筒)でも、巻ける?
- まとめ
まず、耐熱かどうかを確かめる
耐熱でないウィッグに、熱を当てない
耐熱でない人工の毛は、アイロンの熱で、とけて、ちぢれます。一度とけた毛は、元にもどりません。
確かめ方は、3つ。
- 商品ページ・タグ・説明書に、「耐熱」「耐熱ファイバー」と書かれているか
- 「〜○○℃まで」と、温度が書かれているか
- 分からなければ、目立たない内側の毛を、数本だけ、低い温度でためす
「耐熱」と書かれていない物、パーティー用の安いウィッグは、使えないと考えましょう。
温度の目安
| 温度 | 使い方 |
|---|---|
| 120〜130℃ | はじめは、ここから。クセを直す・軽く形をつける |
| 140〜150℃ | しっかり巻きたいとき |
| 160℃以上 | 商品に「180℃まで」などと書かれている場合だけ |
商品に書かれた温度を、こえない。そして、それより低い温度から始める。
人工の毛は、人の髪より、低い温度で形が変わります。
人の髪に使う180〜200℃を、そのまま当てると、傷みます。
温度を、細かく調整できるアイロンを使いましょう。
用意する物
ウィッグは、スタンドにかけて作業します。
自分でかぶったままだと、うしろが見えず、やけどの危険もあります。
クセを、まっすぐに伸ばす
しまっていてついた折れ目、はねた毛先を直します。
ストレートアイロン(2枚の板ではさむ形)を使います。
1.ブラシで、とかす
からまりを、全部取ります。
2.毛を、少しずつ分ける
上の毛を、クリップで止めて、下の毛から始めます。
1回にはさむ毛は、幅3cm・厚さ1cmくらい。多いと、中まで熱が伝わりません。
3.霧吹きで、軽くしめらせる
毛の表面に、うっすら水をかけます。
熱が、やわらかく伝わって、傷みにくくなります。(びしょびしょには、しない)
4.根元から毛先へ、ゆっくりすべらせる
アイロンではさんで、止めずに、ゆっくり下へ。
1か所に、3秒以上止めないこと。
5.冷めるまで、さわらない
人工の毛は、「冷めるとき」に、形が決まります。
アイロンを通したら、手でまっすぐに支えたまま、10秒ほど待ちます。
熱いうちにさわると、また曲がります。
6.上の毛も、同じように
クリップを外して、上の毛を、少しずつ。
毛先を、内側に巻く(内巻き)

ボブやミディアムの毛先が、内側にくるんと入っていると、あごのラインを包んで、顔が小さく見えます。
ストレートアイロンでも、カールアイロン(丸い棒の形)でも、できます。
ストレートアイロンで
- 毛を、少し取る
- 毛の真ん中あたりを、アイロンではさむ
- ゆっくり下へすべらせ、毛先に来たら、手首を内側に返す
- そのまま、すっと抜く
- 毛先を、手のひらにのせて、丸い形のまま、冷めるまで支える
カールアイロンで
- 毛先を、アイロンではさむ
- 内側に、1回転だけ巻く
- 5秒待つ
- アイロンを開いて、そっと抜く
- 巻いた形のまま、手のひらで支えて、冷ます
全体を、巻く(巻き髪)
ロングのウィッグを、ふんわりした巻き髪にします。
カールアイロン(太さ26〜32mm)を使います。
1.毛を、上下に分ける
耳の高さで、上と下に分けます。上の毛は、クリップで止めます。
2.下の毛から、巻く
- 幅3cmくらいの毛を取る
- 毛の真ん中を、アイロンではさむ
- 毛先まで、すべらせる
- 毛先から、根元に向かって、くるくる巻き上げる(あごの高さくらいまで)
- 5〜8秒待つ
- アイロンを、ゆるめて、下に抜く
3.冷めるまで、丸めておく
ここが、カールを長持ちさせる、いちばんのコツです。
抜いた毛を、巻いた形のまま、手のひらにのせるか、クリップで止めて、冷まします。
熱いうちに下に垂らすと、重さで、カールがのびてしまいます。
4.顔のまわりは、外巻きに
顔の横の毛は、顔から離れる方向(外巻き)に巻くと、はなやかに見えます。
ほおを隠したいときは、内巻きに。
5.上の毛も、巻く
クリップを外して、上の毛も、同じように。
6.完全に冷めたら、ほぐす
全部が冷めてから、指で、ざっくりほぐします。
ブラシでとかすと、カールが取れてしまいます。
カールを、長持ちさせる
- 冷めるまで、形を保つ
- 巻いたあとに、ウィッグ用のスプレー(かためる物)を、軽く
- しまうときは、巻きをつぶさないよう、スタンドにかける
- 洗うときは、水で。お湯で洗うと、カールが取れる
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巻きを、取りたいとき
巻き髪のウィッグを、ストレートにもどしたいときは、ストレートアイロンで伸ばします。
ただし、買ったときから巻いてあるウィッグは、巻きが強く、完全なストレートには、なりにくいことがあります。
前髪に、使う
前髪は、ほんの少し内側に曲げるだけで、自然になります。
- 温度は、いちばん低く
- 前髪を、根元から持ち上げて、アイロンを通し、毛先で、軽く内側に返す
- 根元に、アイロンを当てすぎない(ぺたんこになる)
前髪は、顔のすぐ前です。ウィッグを、スタンドにかけてやりましょう。
あわせて読むウィッグの前髪を自分で切る方法|失敗しない長さの決め方と、自然に見せる切り方
ドライヤーでも、クセは直せる
アイロンがなくても、耐熱ウィッグなら、ドライヤーで、軽いクセは直せます。
- 霧吹きで、クセの所をしめらせる
- ブラシで、まっすぐにとかしながら、ドライヤーの弱い温風を、20cm離して当てる
- 最後に、冷風を当てて、形を固める
やってはいけないこと
ウィッグを、だめにする使い方
- 耐熱でないウィッグに、アイロンを当てる
- 高い温度から、始める
- 同じ所に、長く当てる
- ぬれた毛に、アイロンを当てる(しめらせる程度はOK。びしょびしょは、だめ)
- 内側のネットや、つむじの人工皮膚に、アイロンを当てる(とける)
- かぶったまま、うしろをやる(見えない・やけどする)
失敗したら
| 状態 | 対処 |
|---|---|
| 毛先が、ちりちりになった | とけている。その部分は、元にもどらない。ハサミで切る |
| へんな折れ目がついた | 霧吹きでしめらせて、低い温度で、もう一度伸ばす |
| カールが、すぐ取れる | 温度が低い/冷める前に、さわった。5℃ずつ上げて、冷めるまで待つ |
| ごわごわになった | 温度が高すぎた。リンスで洗って、ようすを見る |
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よくある質問
何回くらい、アイロンを使える?
熱を当てるたびに、毛は少しずつ傷みます。
毎回使うのではなく、「クセがついたとき」「髪型を変えたいとき」だけにしましょう。
アイロンは、ウィッグ専用の物が必要?
ふつうのヘアアイロンで、大丈夫です。
温度を、120℃くらいまで下げられる物を選びます。
カーラー(巻く筒)でも、巻ける?
巻けます。
毛を、カーラーに巻いて止め、ドライヤーの温風を当てて、冷めるまで置きます。アイロンより、傷みにくい方法です。
まとめ
- 「耐熱」と書かれたウィッグだけ、アイロンが使える
- 120〜130℃から。商品に書かれた温度を、こえない
- スタンドにかけて、少しずつ
- 人工の毛は、冷めるときに形が決まる。冷めるまで、さわらない
- 内側のネットと、つむじには、当てない
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