耐熱ウィッグをアイロンで巻く・伸ばす方法|温度の目安と失敗しない手順

しまっておいたウィッグに、へんなクセがついた。
毛先が、ばらばらの方向に、はねている。

または。
まっすぐなウィッグの毛先を、くるんと、内側に巻きたい。

「ウィッグに、ヘアアイロンを当てても、大丈夫?」

「耐熱」と書かれたウィッグなら、使えます。
ただし、人の髪と同じつもりで使うと、とけます。温度と、やり方に、コツがあります。

目次
  1. まず、耐熱かどうかを確かめる
  2. 温度の目安
  3. 用意する物
  4. クセを、まっすぐに伸ばす
  5. 1.ブラシで、とかす
  6. 2.毛を、少しずつ分ける
  7. 3.霧吹きで、軽くしめらせる
  8. 4.根元から毛先へ、ゆっくりすべらせる
  9. 5.冷めるまで、さわらない
  10. 6.上の毛も、同じように
  11. 毛先を、内側に巻く(内巻き)
  12. ストレートアイロンで
  13. カールアイロンで
  14. 全体を、巻く(巻き髪)
  15. 1.毛を、上下に分ける
  16. 2.下の毛から、巻く
  17. 3.冷めるまで、丸めておく
  18. 4.顔のまわりは、外巻きに
  19. 5.上の毛も、巻く
  20. 6.完全に冷めたら、ほぐす
  21. カールを、長持ちさせる
  22. 巻きを、取りたいとき
  23. 前髪に、使う
  24. ドライヤーでも、クセは直せる
  25. やってはいけないこと
  26. 失敗したら
  27. よくある質問
  28. 何回くらい、アイロンを使える?
  29. アイロンは、ウィッグ専用の物が必要?
  30. カーラー(巻く筒)でも、巻ける?
  31. まとめ

まず、耐熱かどうかを確かめる

耐熱でないウィッグに、熱を当てない

耐熱でない人工の毛は、アイロンの熱で、とけて、ちぢれます。一度とけた毛は、元にもどりません。

確かめ方は、3つ。

  1. 商品ページ・タグ・説明書に、「耐熱」「耐熱ファイバー」と書かれているか
  2. 「〜○○℃まで」と、温度が書かれているか
  3. 分からなければ、目立たない内側の毛を、数本だけ、低い温度でためす

「耐熱」と書かれていない物、パーティー用の安いウィッグは、使えないと考えましょう。

温度の目安

温度使い方
120〜130℃はじめは、ここから。クセを直す・軽く形をつける
140〜150℃しっかり巻きたいとき
160℃以上商品に「180℃まで」などと書かれている場合だけ

商品に書かれた温度を、こえない。そして、それより低い温度から始める。

人工の毛は、人の髪より、低い温度で形が変わります。
人の髪に使う180〜200℃を、そのまま当てると、傷みます。

温度を、細かく調整できるアイロンを使いましょう。

PRSALONMOON ストレートヘアアイロン

SALONMOON ストレートヘアアイロン

耐熱ウィッグなら低めの温度でクセを直せます。

用意する物

アイロンを使うときの道具

  • ヘアアイロン(温度を調整できる物)
  • ウィッグスタンド、またはヘッドマネキン
  • ブラシ・くし
  • ヘアクリップ(ダッカール)
  • 霧吹き(水)

ウィッグは、スタンドにかけて作業します。
自分でかぶったままだと、うしろが見えず、やけどの危険もあります。

クセを、まっすぐに伸ばす

しまっていてついた折れ目、はねた毛先を直します。
ストレートアイロン(2枚の板ではさむ形)を使います。

1.ブラシで、とかす

からまりを、全部取ります。

2.毛を、少しずつ分ける

上の毛を、クリップで止めて、下の毛から始めます。
1回にはさむ毛は、幅3cm・厚さ1cmくらい。多いと、中まで熱が伝わりません。

3.霧吹きで、軽くしめらせる

毛の表面に、うっすら水をかけます。
熱が、やわらかく伝わって、傷みにくくなります。(びしょびしょには、しない)

4.根元から毛先へ、ゆっくりすべらせる

アイロンではさんで、止めずに、ゆっくり下へ。
1か所に、3秒以上止めないこと。

5.冷めるまで、さわらない

人工の毛は、「冷めるとき」に、形が決まります。

アイロンを通したら、手でまっすぐに支えたまま、10秒ほど待ちます。
熱いうちにさわると、また曲がります。

6.上の毛も、同じように

クリップを外して、上の毛を、少しずつ。

毛先を、内側に巻く(内巻き)

ウィッグを、ヘアアイロンで巻いているところ

ボブやミディアムの毛先が、内側にくるんと入っていると、あごのラインを包んで、顔が小さく見えます。

ストレートアイロンでも、カールアイロン(丸い棒の形)でも、できます。

ストレートアイロンで

  1. 毛を、少し取る
  2. 毛の真ん中あたりを、アイロンではさむ
  3. ゆっくり下へすべらせ、毛先に来たら、手首を内側に返す
  4. そのまま、すっと抜く
  5. 毛先を、手のひらにのせて、丸い形のまま、冷めるまで支える

カールアイロンで

  1. 毛先を、アイロンではさむ
  2. 内側に、1回転だけ巻く
  3. 5秒待つ
  4. アイロンを開いて、そっと抜く
  5. 巻いた形のまま、手のひらで支えて、冷ます

全体を、巻く(巻き髪)

ロングのウィッグを、ふんわりした巻き髪にします。
カールアイロン(太さ26〜32mm)を使います。

PR

温度を下げられる、カールアイロンを探す

1.毛を、上下に分ける

耳の高さで、上と下に分けます。上の毛は、クリップで止めます。

2.下の毛から、巻く

  1. 幅3cmくらいの毛を取る
  2. 毛の真ん中を、アイロンではさむ
  3. 毛先まで、すべらせる
  4. 毛先から、根元に向かって、くるくる巻き上げる(あごの高さくらいまで)
  5. 5〜8秒待つ
  6. アイロンを、ゆるめて、下に抜く

3.冷めるまで、丸めておく

ここが、カールを長持ちさせる、いちばんのコツです。

抜いた毛を、巻いた形のまま、手のひらにのせるか、クリップで止めて、冷まします。
熱いうちに下に垂らすと、重さで、カールがのびてしまいます。

4.顔のまわりは、外巻きに

顔の横の毛は、顔から離れる方向(外巻き)に巻くと、はなやかに見えます。
ほおを隠したいときは、内巻きに。

5.上の毛も、巻く

クリップを外して、上の毛も、同じように。

6.完全に冷めたら、ほぐす

全部が冷めてから、指で、ざっくりほぐします。
ブラシでとかすと、カールが取れてしまいます。

カールを、長持ちさせる

  • 冷めるまで、形を保つ
  • 巻いたあとに、ウィッグ用のスプレー(かためる物)を、軽く
  • しまうときは、巻きをつぶさないよう、スタンドにかける
  • 洗うときは、水で。お湯で洗うと、カールが取れる
あわせて読むウィッグの保管方法|型崩れさせないしまい方と、見つからない置き場所

巻きを、取りたいとき

巻き髪のウィッグを、ストレートにもどしたいときは、ストレートアイロンで伸ばします。

ただし、買ったときから巻いてあるウィッグは、巻きが強く、完全なストレートには、なりにくいことがあります。

前髪に、使う

前髪は、ほんの少し内側に曲げるだけで、自然になります。

  • 温度は、いちばん低く
  • 前髪を、根元から持ち上げて、アイロンを通し、毛先で、軽く内側に返す
  • 根元に、アイロンを当てすぎない(ぺたんこになる)

前髪は、顔のすぐ前です。ウィッグを、スタンドにかけてやりましょう。

あわせて読むウィッグの前髪を自分で切る方法|失敗しない長さの決め方と、自然に見せる切り方

ドライヤーでも、クセは直せる

アイロンがなくても、耐熱ウィッグなら、ドライヤーで、軽いクセは直せます。

  1. 霧吹きで、クセの所をしめらせる
  2. ブラシで、まっすぐにとかしながら、ドライヤーの弱い温風を、20cm離して当てる
  3. 最後に、冷風を当てて、形を固める

やってはいけないこと

ウィッグを、だめにする使い方

  • 耐熱でないウィッグに、アイロンを当てる
  • 高い温度から、始める
  • 同じ所に、長く当てる
  • ぬれた毛に、アイロンを当てる(しめらせる程度はOK。びしょびしょは、だめ)
  • 内側のネットや、つむじの人工皮膚に、アイロンを当てる(とける)
  • かぶったまま、うしろをやる(見えない・やけどする)

失敗したら

状態対処
毛先が、ちりちりになったとけている。その部分は、元にもどらない。ハサミで切る
へんな折れ目がついた霧吹きでしめらせて、低い温度で、もう一度伸ばす
カールが、すぐ取れる温度が低い/冷める前に、さわった。5℃ずつ上げて、冷めるまで待つ
ごわごわになった温度が高すぎた。リンスで洗って、ようすを見る
あわせて読むウィッグの洗い方|絡まり・テカり・においを直す手入れの手順

よくある質問

何回くらい、アイロンを使える?

熱を当てるたびに、毛は少しずつ傷みます。
毎回使うのではなく、「クセがついたとき」「髪型を変えたいとき」だけにしましょう。

アイロンは、ウィッグ専用の物が必要?

ふつうのヘアアイロンで、大丈夫です。
温度を、120℃くらいまで下げられる物を選びます。

カーラー(巻く筒)でも、巻ける?

巻けます。
毛を、カーラーに巻いて止め、ドライヤーの温風を当てて、冷めるまで置きます。アイロンより、傷みにくい方法です。

まとめ

  • 「耐熱」と書かれたウィッグだけ、アイロンが使える
  • 120〜130℃から。商品に書かれた温度を、こえない
  • スタンドにかけて、少しずつ
  • 人工の毛は、冷めるときに形が決まる。冷めるまで、さわらない
  • 内側のネットと、つむじには、当てない
あわせて読むウィッグの保管方法|型崩れさせないしまい方と、見つからない置き場所

次に読むなら

あわせて読むウィッグの前髪を自分で切る方法|失敗しない長さの決め方と、自然に見せる切り方あわせて読むウィッグの洗い方|絡まり・テカり・においを直す手入れの手順あわせて読む女装ウィッグの選び方とおすすめ|自然に見える長さ・色・前髪

女装のやり方を最初から見る