女性らしい歩き方・座り方・しぐさ|女装が自然に見える体の動かし方

メイクも、服も、ウィッグも、うまくいった。
写真で見ると、ちゃんと女の子に見える。

ところが、動画を撮ってみると――。

大またで、歩く。足を開いて、座る。ひじを張って、スマホを持つ。

動いたとたんに、「男の人」になってしまう。

しぐさは、メイクと同じくらい、見た目を変えます。
そして、お金は、1円もかかりません。

目次
  1. 男性と女性の、動きのちがい
  2. 立ち方
  3. 足
  4. 上半身
  5. 手
  6. 歩き方
  7. 歩幅を、小さく
  8. 1本の線の上を、歩く
  9. 肩を、ゆらさない
  10. つま先を、まっすぐに
  11. 速さ
  12. ヒールのある靴のとき
  13. 座り方
  14. 座るとき
  15. 座っているあいだ
  16. 足を組むなら
  17. 床に座るとき
  18. 立つとき
  19. 手の使い方
  20. 指を、そろえる
  21. 指先で、あつかう
  22. 小指側を、見せる
  23. 両手を、使う
  24. ひじを、体につける
  25. スカートのときの、動き
  26. 顔と、首の動き
  27. 髪の、あつかい
  28. 写真のときの、ポーズ
  29. 声を出さなくても、伝わること
  30. 練習の、しかた
  31. 1.鏡の前で
  32. 2.動画を、撮る
  33. 3.観察する
  34. 4.ふだんから、1つだけ
  35. やりすぎに、注意
  36. よくある質問
  37. どのくらい練習すれば、身につく?
  38. 体が大きいと、どうしても男っぽく見える
  39. 家でも、練習できる?
  40. まとめ

男性と女性の、動きのちがい

男性に多い動き女性に多い動き
体の使い方外へ、大きく内へ、小さく
立つ足を、肩幅に開く足を、そろえる
歩く大また。肩がゆれる小また。腰がゆれる
座るひざを、開くひざを、そろえる
腕わきを開く。ひじを張るわきを閉じる。ひじを体につける
手手のひら全体で、つかむ指先で、つまむ
速さ速い。直線的ゆっくり。曲線的

ひとことで言えば、「小さく、内がわに、ゆっくり」。

これを覚えておくだけで、ほとんどの動きが変わります。

案内役

全部を気にしてたら、ロボットみたいになりそう……

案内役

はじめは、1つだけで大丈夫です。「ひざを、そろえる」。これだけで、印象はがらっと変わります

立ち方

足

  • かかとを、つける。つま先は、こぶし1つ分だけ開く
  • または、片足を、半歩うしろに引く(足が、1本に見える)
  • 体重は、うしろの足にのせる

足を肩幅に開いて、どっしり立つのは、男性の立ち方です。

上半身

  • 背すじを、のばす。頭のてっぺんを、糸で引っぱられるように
  • 肩の力を、抜く。肩を、すとんと下ろす
  • あごを、少し引く
  • 胸を、張りすぎない(胸を張ると、肩幅が広く見える)

手

手が、だらんと下がっていると、手持ちぶさたに見えます。

  • 体の前で、両手を重ねる(おへその下あたり)
  • バッグの持ち手を、両手で持つ
  • 片手で、反対のひじを軽く持つ

歩き方

歩幅を、小さく

いつもの歩幅の、3分の2くらい。

スカートをはくと、大またでは歩けません。
足を前に出しすぎると、スカートのすそが、ばさばさと動きます。

1本の線の上を、歩く

床に、まっすぐな線が1本ある、と思ってください。

  • 男性は、2本の線の上を歩く(左右の足が、はなれている)
  • 女性は、1本の線の上を歩く(左右の足が、同じ線をふむ)

ひざの内側が、軽くすれ合うくらいに。

肩を、ゆらさない

男性は、歩くときに、肩が左右にゆれます。

肩は、動かさない。腰から下だけで、歩く。
腕は、体の横で、小さく振ります。ひじを、外に張らない。

つま先を、まっすぐに

つま先が、外を向く「がにまた」は、男性の歩き方です。
つま先を、まっすぐ前に向けます。

速さ

急がない。
ゆっくり歩くと、動きがやわらかく見え、スカートも乱れません。

ヒールのある靴のとき

  • かかとと、つま先を、同時に地面につける
  • ひざを、のばして歩く
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座り方

座り方は、いちばん、差が出る所です。

座るとき

  1. いすの前に立つ
  2. おしりの下に手を当てて、スカートを、うしろからなでつける
  3. ひざを、そろえたまま、ゆっくり腰を下ろす
  4. いすの前のほうに、浅く座る(深く座ると、背中が丸くなる)

どすん、と座らない。

座っているあいだ

場所形
ひざそろえる。はなさない
足そろえて、少しななめに流す。または、足首で軽く組む
手ひざの上で、重ねる
背中のばす。背もたれに、よりかからない
バッグひざの上に置く(ひざの間を隠せる)

足を、ななめに流すと、脚が長く、細く見えます。
ひざ・足首をそろえたまま、左右どちらかに、少したおします。

足を組むなら

ひざを、高く上げない。
上の足のつま先を、下に向ける。足のうらを、人に見せない。

床に座るとき

  • 横座り(両足を、片側に流す)
  • 正座
  • あぐらは、かかない

立つとき

ひざをそろえたまま、すっと立ちます。
ひざに手をついて、「よいしょ」と立たない。

手の使い方

手は、大きさを変えられません。
でも、動かし方で、小さく、やわらかく見せられます。

指を、そろえる

指を、開かない。

5本の指を、軽くそろえて、ほんの少しだけ曲げます。
手のひらを、ぱっと開くと、手が大きく見えます。

指先で、あつかう

動き男性に多い女性らしい
コップを持つ手のひら全体で、つかむ指先でささえて、反対の手をそえる
スマホを持つ片手でにぎって、親指で打つ両手で持つ。または、片手で持って、反対の人さし指で
物を拾う腰を曲げて、つかむひざをそろえて、しゃがんで、指先で
物をさす人さし指で、さす手のひら全体を、そえるように
ドアを開ける押し開けるそっと、開ける

小指側を、見せる

手の甲より、横(小指側)を見せるほうが、手が細く見えます。

両手を、使う

片手でできることも、もう片方の手を、そえる。
それだけで、動きが、ていねいに見えます。

ひじを、体につける

わきを開いて、ひじを張ると、上半身が大きく見えます。
ひじは、体から、はなさない。

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スカートのときの、動き

場面動き方
しゃがむひざをそろえて、横向きにしゃがむ。正面に、ひざを開かない
物を拾う腰を曲げない。ひざを曲げて、しゃがむ
階段を上るうしろを、バッグで押さえる。体を、少しななめに
階段を下りるすそを、ふまないように、少し持つ(ロング丈)
風が強いスカートの前を、手で軽く押さえる
車に乗るおしりから座って、両足をそろえて、いっしょに入れる
自転車ロング丈は、まきこまれる。乗らないか、すそをまとめる
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顔と、首の動き

  • 首を、少しかしげる やわらかい印象に
  • あごを、引く のどぼとけが目立たない。目が大きく見える
  • 笑うときは、口を大きく開けすぎない。手を、口もとにそえる
  • うなずきは、小さく、ゆっくり
  • ふり向くときは、首だけでなく、上半身ごと

髪の、あつかい

ウィッグをかぶっていると、髪が顔にかかります。

  • 髪を、耳にかけるしぐさ
  • 顔にかかった髪を、指先で、そっとはらう
  • 頭を、ぶんぶん振らない(ウィッグが、ずれる)

髪をさわるしぐさは、女性らしく見えます。やりすぎない程度に。

写真のときの、ポーズ

  • 体を、ななめ45度に向ける(肩幅が、せまく見える)
  • 片足を、前に出して、ひざを軽く曲げる
  • あごを引いて、目線は、カメラの少し上
  • 手は、顔から少しはなす(手の大きさが、目立たない)
  • ひじを、軽く曲げる(腕が、まっすぐだと、かたく見える)
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声を出さなくても、伝わること

しぐさは、「声」の代わりにも、なります。

外で、声を出したくないとき。
うなずく、ほほえむ、手で示す、会釈をする。それで、たいていのことは、伝わります。

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練習の、しかた

1.鏡の前で

全身が映る鏡の前で、立つ・歩く・座るを、やってみます。

2.動画を、撮る

いちばん効く練習です。

スマホを置いて、部屋の中を歩く・座る・立つ様子を、撮ります。
見返すと、「ここが男っぽい」という所が、すぐに分かります。

スマホを立てる三脚が1つあると、全身を、手ぶらで撮れます。

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スマホ用の三脚を探す

3.観察する

街で、テレビで、動画で。
女性の動きを、見てみましょう。

  • 座るとき、手は、どこにあるか
  • 歩くとき、腕は、どう振っているか
  • 物を、どう持っているか

じろじろ見るのは、失礼です。さりげなく。

4.ふだんから、1つだけ

女装をしていないときにも、1つだけ、やってみる。

  • 座るとき、ひざを閉じる
  • コップを持つとき、手をそえる
  • 背すじを、のばす

ふだんからやっていると、女装のときに、自然に出ます。
そして、これらは、男性がやっても、「品がいい」と見られる動きです。

やりすぎに、注意

しぐさを意識しすぎると、くねくねして、不自然になります。

目指すのは、「色っぽい」動きではなく、「ていねいで、静かな」動きです。

本物の女性は、そんなに、しなを作りません。
小さく、ゆっくり、ていねいに。それだけで十分です。

よくある質問

どのくらい練習すれば、身につく?

意識して続ければ、数週間で、座り方と手の使い方は、変わってきます。
歩き方は、少し時間がかかります。

体が大きいと、どうしても男っぽく見える

体の大きさは変えられませんが、動きの大きさは、変えられます。
大きな人が、小さく、ゆっくり動くと、「上品な、背の高い女性」に見えます。

家でも、練習できる?

できます。スカートをはいて、家の中で、家事をしてみる。
実際に動くと、「これは、やりにくい」「こう動けばいい」が、体で分かります。

練習には、ひざ上丈の、広がるスカートが1枚あれば、十分です。

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腰から広がる形なので、腰まわりが細く見えやすい一枚です。

まとめ

  • 合言葉は、「小さく、内がわに、ゆっくり」
  • まず1つだけ:ひざを、そろえる
  • 歩幅は、3分の2。1本の線の上を歩く
  • ひじを体につけ、指をそろえ、指先であつかう
  • 動画を撮って、見返すのが、いちばんの練習
  • くねくねしない。「ていねいで、静か」を目指す
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