女装メイクのやり方|初心者が覚える順番と、男顔をやわらかく見せるコツ
「女装メイクって、何から塗ればいいの?」
化粧品の名前が多すぎて、どれを、どの順番で使えばいいのか、分からない。
はじめての人は、みんな、そこで止まります。
でも、女装メイクの流れは、じつは単純です。
「隠す」→「整える」→「足す」。この順番で、進めるだけです。
このページでは、女装メイクの全体の流れを、順番どおりに説明します。
くわしいやり方は、それぞれの記事へ、案内します。
目次
- 先に答え:女装メイクの順番
- 女装メイクで、いちばん大事な考え方
- 準備:ヒゲ剃りとスキンケア
- ベースメイク:肌を「隠す・整える」
- 1.化粧下地
- 2.コンシーラーで、青ひげを消す
- 3.ファンデーション
- 4.フェイスパウダー
- 眉と目もと:顔つきを「整える」
- 5.眉
- 6.まつげと、アイシャドウ・アイライン・マスカラ
- 仕上げ:かわいさを「足す」
- 7.チーク
- 8.リップ
- 顔の悩みに合わせて、もう一歩
- よくある失敗と、直し方
- そろえる道具
- メイクの落とし方
- ひとりで、うまくいかないとき
- よくある質問
- 女装メイクに、どのくらい時間がかかる?
- 男性用の化粧品でも、いい?
- ドラッグストアや100円ショップの化粧品でも、できる?
- 肌が弱い・ニキビがある
- メイクをしても、男に見えてしまう
- まとめ
先に答え:女装メイクの順番
はじめての日は、全部で40〜60分を見ておきましょう。慣れると、15〜20分でできるようになります。
| 順番 | すること | ねらい |
|---|---|---|
| 準備 | ヒゲ剃り・スキンケア | メイクがのる肌にする |
| 1 | 化粧下地 | 肌の色とテカりを整える |
| 2 | コンシーラー | 青ひげ・クマを隠す |
| 3 | ファンデーション | 肌の色を、ひとつにそろえる |
| 4 | フェイスパウダー | さらさらにして、崩れにくくする |
| 5 | 眉 | 太くまっすぐな眉を、やわらかく整える |
| 6 | ビューラー・アイシャドウ・アイライン・マスカラ | 目もとを、大きく、やさしく見せる |
| 7 | チーク | 血色を足す |
| 8 | リップ | 顔の印象を、しめくくる(服とウィッグのあとに) |
こんなに、たくさん……
全部を、はじめから、きれいにやる必要はありません。まずは「1〜4」の肌づくりと、「5」の眉。ここだけで、顔の印象は大きく変わります
女装メイクで、いちばん大事な考え方
女性のメイクの本や動画は、たくさんあります。
でも、そのまま、まねをしても、うまくいかないことがあります。
男性の顔には、男性らしく見える「目印」があるからです。
女装メイクは、この目印を、ひとつずつ消していく作業です。
| 男性らしく見える所 | メイクでの直し方 |
|---|---|
| ヒゲの青み | オレンジ色のコンシーラーで、打ち消す |
| 太く、まっすぐな眉 | 眉の下側を整え、眉尻を細く、ゆるいカーブに |
| するどい目つき | 目尻を少し下げたアイライン・明るい色のアイシャドウ |
| ゴツい輪かく・えら | 外側に影(シェーディング)を入れる |
| テカり・毛穴 | 皮脂を抑える下地と、パウダー |
この「目印を消す」ができれば、あとは、かわいさを足すだけです。
あわせて読む女装が「男に見える」12の原因と直し方|上から順に確かめるチェックリスト
準備:ヒゲ剃りとスキンケア

メイクの仕上がりは、その下の肌で決まります。
- ヒゲを、メイクの直前に、ていねいに剃る(時間がたつと、また伸びてきて、青く見えるため)
- 洗顔をする
- 化粧水と、乳液かクリームで、うるおす
- 5分ほど待って、肌になじませてから、メイクに入る
剃り残しがあると、ファンデーションが毛に引っかかって、かえって目立ちます。
剃り方は、ヒゲの剃り方の記事で、くわしく説明しています。
あわせて読む女装前のヒゲの剃り方|青みを減らす深剃りと、肌を荒らさない手順
あわせて読む洗顔のやり方|男性の肌を、メイクがのる肌に変える洗い方と、洗顔料の選び方
ベースメイク:肌を「隠す・整える」
1.化粧下地

おでこ・両ほお・鼻・あごの5か所に置いて、顔の真ん中から外へ、うすく伸ばします。
鼻やおでこがテカりやすい人は、皮脂くずれを防ぐ下地を選びましょう。
乾きやすい所には、うるおいを重視した物を使ってもかまいません。
下地とファンデーションを、1本ですませたい人は、BBクリームでもかまいません。男性向けに作られた色なので、肌の色になじみやすい物です。

NULL BBクリーム
男性は、女性より地肌の色が少し濃いことが多いので、男性向けに作られた標準〜やや色黒の肌向けの色(オークル)です。これ1本で、肌の色ムラを整えられます。買ったら、まず、あごと首の境目に少し塗って、首の色となじむか確かめましょう。
あわせて読む女装のベースメイクの順番と、化粧下地の使い方|塗る量・崩れない塗り方
2.コンシーラーで、青ひげを消す

剃ったあとも、ヒゲの所が青っぽく見える。これが、女装メイクの、いちばんの悩みです。
青みは、肌色を重ねても、消えにくい色です。
青の反対の色、オレンジを、青い所にだけ、うすくのせます。
- 使うのは、オレンジ色のコンシーラー
- 塗るのは、下地のあと、ファンデーションの前
- 指で、ポンポンとたたいて、なじませる(こすらない)
あわせて読む女装の青ひげ(青髭)の隠し方|剃り方とオレンジのコンシーラーを使う順番
3.ファンデーション

色は、顔ではなく、首の色に合わせます。
顔だけ白くすると、首との境目が目立って、お面のように見えてしまうからです。
あごと首の境目に、少しのせて、なじむ色を選びましょう。
塗るときは、下地と同じように、真ん中から外へ。フェイスラインは、スポンジに残った分だけで十分です。
あわせて読む女装のファンデーションの塗り方|色の選び方と厚塗りにならないコツ
4.フェイスパウダー

フェイスパウダーを、パフで、押して、離す。これをくり返します。
パフを、すべらせないこと。ファンデーションがよれてしまいます。
男性の肌は、皮脂が多めの人が多いので、ここを省くと、すぐにテカります。
あわせて読む女装のフェイスパウダーの使い方|テカりを抑えて崩れにくくする仕上げ
眉と目もと:顔つきを「整える」
5.眉

眉は、顔の印象を、いちばん大きく変える所です。
男性の眉は、太く、まっすぐで、眉尻まで濃いことが多いもの。
女装では、次の3つを意識します。
- 眉の下側の、はみ出た毛を整える(顔用シェーバーが安全)
- 眉頭は、うすく。眉尻に向かって、細く
- 眉山(いちばん高い所)を、ゆるいカーブに
描くのは、パウダーとペンシルが1本になった物が、はじめての人には使いやすいです。
あわせて読むアイブロウとアイライナーの違い|女装の眉毛をやさしく見せる、整え方と描き方
6.まつげと、アイシャドウ・アイライン・マスカラ

目もとは、次の順番で進めます。
- ビューラーで、まつげを上げる(まつげが短い人は、ホットビューラーが楽です)
- アイシャドウ:明るい色をまぶた全体に。濃い色は、目のきわにだけ
- アイライン:まつげの生えぎわを、うめるように。目尻を、少し下げると、やさしい印象に
- マスカラ:根元から、毛先へ
はじめは、アイラインを引かなくてもかまいません。
ビューラーとマスカラだけでも、目もとは、ずいぶん変わります。
あわせて読む男性(メンズ)のビューラーの使い方|短いまつげを上げるコツと、はさまないホットビューラー
あわせて読む女装のアイライナーの引き方|ガタガタにならない描き方と、やさしい目元の作り方
仕上げ:かわいさを「足す」
7.チーク

にこっと笑ったときに、いちばん高くなる所。そこを中心に、外へ、うすくぼかします。
ブラシに取ったチークは、一度ティッシュの上で、軽く払ってから。
つけすぎを、ふせげます。
あわせて読む女装のチークの入れ方|位置・色・濃さで顔つきをやわらかく見せる
8.リップ

リップは、くちびるの真ん中から、外へ。
塗ったあと、ティッシュを軽くはさむと、なじんで、落ちにくくなります。
リップは、服を着て、ウィッグをかぶったあと、最後に塗ります。服やウィッグの毛に、つかずにすみます。
あわせて読む女装のリップ選びと塗り方|浮かない色と、ふっくら見せるコツ
顔の悩みに合わせて、もう一歩
基本の流れに慣れたら、自分の顔に合わせて、足していきましょう。
| 気になること | 読む記事 |
|---|---|
| 顔が大きい・ゴツく見える | シェーディングとハイライト |
| 一重・奥二重で、アイメイクが見えない | 二重のり・アイテープの使い方 |
| 目もとを、もっとやさしくしたい | 涙袋メイク |
| まつげを、もっと華やかに | つけまつげの付け方 |
| 顔の下半分に、自信がない | マスク・メガネを使ったメイク |
| 似合う色が、分からない | 似合う色の見つけ方 |
よくある失敗と、直し方
| 失敗 | 直し方 |
|---|---|
| 顔だけ白く浮いている | ファンデーションの色を、首の色に合わせる |
| 青ひげが、透けて見える | 下地のあとに、オレンジ色のコンシーラー |
| 厚塗りに見える | 量を減らし、真ん中から外へ、うすく |
| 眉が、こわい・濃い | ブラシで何度もとかす。綿棒で眉頭をぼかす |
| すぐにテカる | 皮脂を抑える下地と、パウダーを「押して離す」 |
| アイラインが、ガタガタ | ひじを机につき、少しずつ、点をつなぐように |
「うすく塗って、足りなければ足す」。迷ったら、これを思い出してください。
あわせて読む女装メイクが崩れる原因と防ぎ方|テカり・ヨレ・青ひげの戻りを止める
そろえる道具

最初から、全部をそろえる必要はありません。
はじめは、肌づくり(下地・コンシーラー・ファンデーション・パウダー)と眉から。
慣れてきたら、目もとの道具を足していきます。
全部の道具の一覧と、選び方は、下の記事にまとめています。
あわせて読む女装・男の娘メイクに必要なもの一式|最初にそろえる道具の全リスト
あわせて読むドラッグストアと100円ショップでそろえる女装メイク|お金をかける所・かけない所
メイクの落とし方

メイクをしたまま寝るのは、肌荒れのもとです。
女装を楽しんだら、その日のうちに、メイク落としで、きちんと落としましょう。
- 乾いた手と顔に、メイク落としをなじませる
- 少しの水を足して、白くにごらせる(ここで、メイクが浮きます)
- ぬるま湯で、ていねいに流す
- 洗顔料で洗い、化粧水でうるおす
あわせて読む女装メイクの落とし方|クレンジング(メイク落とし)のやり方と順番
ひとりで、うまくいかないとき
本や動画を見ても、自分の顔では、なぜかうまくいかない。
そんなときは、プロに、自分の顔を見ながら教えてもらうのが、いちばんの近道です。
ビデオ通話で、家にいながら教えてもらえるレッスンもあります。
よくある質問
女装メイクに、どのくらい時間がかかる?
はじめての日は、40〜60分ほど。慣れると、15〜20分でできるようになります。
時間がない日は、10分でできる女装メイクの手順が使えます。
男性用の化粧品でも、いい?
かまいません。とくにBBクリームなどのベースメイクは、男性の肌の色に合わせて作られた物のほうが、なじみやすいことがあります。
アイシャドウやリップは、女性用の物のほうが、色の種類が多く、選びやすいです。
ドラッグストアや100円ショップの化粧品でも、できる?
できます。お金をかけたほうがいい所と、安い物でいい所を、プチプラの記事にまとめています。
肌が弱い・ニキビがある
肌が荒れている日は、むりにメイクをしないことも、大切です。
メイクをするときの注意は、ニキビ・肌荒れのときの記事を読んでください。
メイクをしても、男に見えてしまう
メイクだけで、すべてを変えるのは、むずかしいものです。
髪(ウィッグ)と、服の形を変えると、同じメイクでも、見え方が大きく変わります。
あわせて読む女装が「男に見える」12の原因と直し方|上から順に確かめるチェックリスト
あわせて読む女装ウィッグの選び方とおすすめ|自然に見える長さ・色・前髪
まとめ
- 女装メイクは、「隠す」→「整える」→「足す」の順番
- いちばん大事なのは、肌づくりと眉。ここだけで、印象は大きく変わる
- 青ひげは、オレンジ色のコンシーラーを、下地のあと・ファンデーションの前に
- ファンデーションの色は、首に合わせる
- うすく塗って、足りなければ足す
- その日のうちに、きちんと落とす
次に読むなら
あわせて読む女装・男の娘メイクに必要なもの一式|最初にそろえる道具の全リスト
あわせて読む女装の青ひげ(青髭)の隠し方|剃り方とオレンジのコンシーラーを使う順番
あわせて読む10分でできる女装メイク|初心者が最初に覚える、道具4つの時短手順
